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24件の議事録が該当しました。

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1949-04-26 第5回国会 参議院 法務委員会 第7号

政府委員木内曾益君) 先般当委員会で、松井委員からの御質問がありましたこの田中彰治氏に関係する問題につきまして調査いたしましたところ、事情詳細判明いたしましたので御報告申上げたいと思います。田中彰治氏に対する事件というのは、詐欺事件でありまして、昭和十五年十一月二十九日、東京刑事地方裁判所で有罪の判決を受け、控訴いたしまして昭和十七年十一月十三日、東京控訴院第一刑事部詐欺罪により懲役二年六月、

木内曾益

1949-04-26 第5回国会 参議院 法務委員会 第7号

政府委員木内曾益君) 私は地方財政委員会における速記録を読んでおりませんから、その点についてお答できないのであります。只今星野委員の言われるような証言がありましても、それは更にいろいろの事情もあるでありましようし、その個々の事実について私がここで、これは背任であるとか、にならないということはお答えできない。こう申上げただけであります。或いは刑務上の犯罪になるかも知れません。或いはならないかも分らない

木内曾益

1949-04-26 第5回国会 参議院 法務委員会 第7号

政府委員木内曾益君) 只今質問の具体的な事実につきましては、私共の方もまだ報告が参つておりませんので承知いたしておりません。ただお話ようにリコールのために署名運動をするとか、或いはその反対のために署名運動をするということについて文書をいろいろ頒布するとか、或いは署名を取るために、いわゆる買收行爲をやるというようなことについては取締りの規定がないのであります。これは地方自治法欠陷でありまして

木内曾益

1949-03-28 第5回国会 参議院 法務委員会 第3号

政府委員木内曾益君) その点私からお答えいたします。昨年行政監査委員の方々が横浜行つて横浜檢察廳檢察事務についていろいろ監査をされたことは私も承知しております。これは前法務総裁の時代でございます。その結果は私もどういう報告であつたかということは今記憶しておりませんから、御必要ならば、いずれその報告書をとつて報告いたしたいと思いますが、この監査はただ今問題になつておる後藤関係の問題の監査というのでなくて

木内曾益

1948-12-14 第4回国会 参議院 法務委員会 第8号

政府委員木内曾益君) この点につきましては、実際の問題といたしましては今現に採用をされておるのでありまするが、行政方面等において相当経驗者で、相当地位まで行つた人とか、或いはその他檢事でもうすでに退職した古い人でそれを希望する人もありまして、そういうような点も考慮したわけであります。

木内曾益

1948-12-10 第4回国会 参議院 法務委員会 第4号

政府委員木内曾益君) 御質問の第一点につきましては、私共の方も十分この立案にあたりましてその点を考慮いたし、いろいろ折衝もいたしたのであります。ところが新法適用後になつて、施行後に更に起訴した分を旧法で取扱うということは、これこそ本來の趣旨に反するというような強い意見もありまして、従つて追訴新法実施後、追訴されたものは新法によるという形で進むことにいたしたのであります。先程もお話通りに、そのために

木内曾益

1948-12-10 第4回国会 参議院 法務委員会 第4号

政府委員木内曾益君) 只今鬼丸委員のいろいろ御心配になりました点は、御尤もの点も多々あると、私共もさよう考えます。元來が全く從來手続変つた新法のために、この新法適用前に起訴され、その後、新法適用別罪で同一人がいわゆる追訴されたという場合におきましては、お話通り公判手続二つになるわけであります。従つて二つ判決があるということになるわけでありまするから、被告人に取りまして、或る程度

木内曾益

1948-12-10 第4回国会 参議院 法務委員会 第4号

政府委員木内曾益君) 只今の御意見は、私は御尤もな点が多々あるとかよう考える次第であります。併しながら條文建前から行きまして、檢事求刑意見を述べることは、法律適用、二百九十三條の條項の中にある、いわゆる「法律適用について意見を陳述しなければならない」その法律適用のうちに、当然包含しておるものとかよう考えているのであります。從つて檢事求刑意見を述べるということは、決して違法なことではない

木内曾益

1948-12-10 第4回国会 衆議院 法務委員会 第2号

木内政府委員 先ほど私から御説明申し上げました通り、このただいま出ておる原案の方が、これは各方面におきましても、これの方がいいという強い意見があつたわけでありまして、ただ國会だけの声ではないのであります。そうしてわれわれもそれがいいという考えを持つてつたのでありますが、いろいろその筋とも折衝の結果、前回の修正案となつたのでありまして、むしろ今度の國会に提出いたしましたこの原案の方が、私どもはいいと

木内曾益

1948-12-10 第4回国会 衆議院 法務委員会 第2号

木内政府委員 御承知のことと思いまするが、從來も大体年末におきましてはいろいろの未済事件を処理し、そのために事件処理は各月よりも大体倍は上廻る程度処分率になつておるわけであります。從つてこの新法適用は前の原案通りで行くにしましても、今度の案の通りに行きましても、そういうことにかかわりなく、大体普通の月の事件処理数の倍には当然なると予想しておるわけでございます。なおこれに関連いたしまして、細かい

木内曾益

1948-12-10 第4回国会 衆議院 法務委員会 第2号

木内政府委員 お答え申し上げます。第三國会の際には、政府といたしましては新法適用の時期を、第一回の公判期日が開かれるかどうかという点を境にした方法で、政府案を出したわけでありまするが、これはもともと裁判所側檢察廳も、あるいは在野法曹界も、この点に関し実際取扱いとして相当反対意見があり、法務廳といたしましても、同様の意見を持つてつたのであります。結局いろいろ各方面折衝の結果、やはり第一回の公判期日

木内曾益

1948-11-30 第3回国会 参議院 法務委員会 第11号

政府委員木内曾益君) お答えいたします。検察廳からの報告によりますると、中央電話局事件は、局長側の申告によりまして警察官が出動しまして、当時の從業員側交渉は正当な交渉國体交渉の域を超えておつて不法監禁並びに建造物退去罪というべきものであると認めまして、その首謀者と認めらるべき数名を現行犯として検挙いたしたのであります。本件はすでに検事が引取りまして愼重に目下捜査中でございます。この捜査

木内曾益

1948-11-30 第3回国会 参議院 法務委員会 第11号

政府委員木内曾益君) いやこれはどういう理由で辞めることにしたかというふうな御質問があつたようには私に承知しなかつたのです。それは辞表が出たか、或いは発令なつたかというだけの御質問ように私は了承して帰つたものですから、それで帰つて総裁に伺いました。いや、それは今日発令なつたということをお聽きしたわけです。どういう理由で辞職されたかということは、連絡いたしまして、次の機会まで一つお許しを願いたいと

木内曾益

1948-11-30 第3回国会 参議院 法務委員会 第11号

政府委員木内曾益君) この点は私の所管でないのでありまして、官房長がおらないものですから申上げられませんが、確かこの前辞表が出たか、或いは発令なつたかという御質問もありましたようです。昨日私は知りませんでしたが、その後聽きますと、辞表が出て発令なつたということを承知しました。併しどういう事情でお辞めになつたか、それは私は承知しておりません。

木内曾益

1948-11-29 第3回国会 参議院 法務委員会 第10号

政府委員木内曾益君) 田中政務次官辞表を提出されたとか、或いはお辞めになつたということは私は全然聞いておりませんから、私は承知いたしておりません。それから家宅捜索の問題についての御質問でございまするが、如何なる関係において家宅捜索を受けたかという点につきましては、捜査段階にあるのでありまして、ここで申上げることはお許しを願いたいと思うのであります。ただ問題は世間に流布されておる炭鉱國管問題に

木内曾益

1948-11-19 第3回国会 参議院 法務委員会 第7号

政府委員木内曾益君) 只今の御質問の点は先程総裁がお述べになりました通り、私も本日の新聞を見て初めて承知しまして、最高檢察廳に問い合せて見ましたところ、最高檢察廳でもこれを全然知らないのであります。それでその二、三日前仙台高等檢察庁池田檢事長が他の所用を持つて上京されて最高檢察廳へおいでになつたのでありまするが、そのときにおいてもかような話は出ていなかつたと、こういうわけでありまして、新聞の問題

木内曾益

1948-11-19 第3回国会 参議院 法務委員会 第7号

政府委員木内曾益君) 先般の副檢事特例期間延期に関する法案を御審議願いましたときに、たしか齋委員からであつたと思いまするが、新潟事件大阪事件の取扱について御質問がありまして、私が調査の上御報告申上げると申上げて置きましたのですが、その報告がありましたので、一応ここで御報告申上げたいと思います。  大阪事件と申しますのは、昭和二十三年三月に採用されました檢察事務官、これはこの前副檢事というお

木内曾益

1948-11-19 第3回国会 参議院 法務委員会 第7号

政府委員木内曾益君) 只今委員長から御質問の点につきましては、私共も十分いろいろな苦慮いたしておる次第であります。ただ前国会のときにも申上げました通り、この刑事訴訟法はどうしても実施しなければならないという実情にありまするために、私共はその方向に向つてこの法案が通過いたしまして、以後今日までいろいろの準備を進めて來て参つた次第でございます。ところが先程総裁からも御答弁がありましたように、裁判所

木内曾益

1948-11-13 第3回国会 参議院 法務委員会 第5号

政府委員木内曾益君) 昨日御質問に與かりました点につきまして、これを書面にして提出いたしました。それは副檢事に関する調査表という書面でございます。これを一つ御覧願えれば御了承頂けると思うのであります。ただ足りなかつた点がありますのでちよつと附加さして頂きたいと思いますのは、第一表のところに裁判所書記と書いて檢察事務官の項がないのは、檢察事務官も、その前は裁判所書記という名称を以て呼んでおりましたので

木内曾益

1948-11-13 第3回国会 参議院 法務委員会 第5号

政府委員木内曾益君) 勿論これはどの程度のものがどういうふうにするということを、ここで具体的に、いわゆる抽象的に申上げることはちよつと困難と思いますが、具体的事件につきまして、これは妥当でないというような場合につきましては、從來におきましても事実上適当の処置をとつたという例もあるわけでありまして、ただ無罪なつたがそれは止むを得ないという場合と、まあいろいろの場合が考えられるのでありまして、その

木内曾益

1948-11-13 第3回国会 参議院 法務委員会 第5号

政府委員木内曾益君) お答えいたします。檢事起訴に当りまして愼重な態度を執らなければならないことはその通りでございまして、私共の方におきましても、勿論そういう考えを持つて事件を取扱つておるのであります。その結果無罪になるという場合もあることは考えられるのでありまして、そのために檢事責任を取るというようなことは、昨日申上げました通り考えておりません。ただ記訴したものが無罪になるということは、檢察官

木内曾益

1948-11-12 第3回国会 参議院 法務委員会 第4号

政府委員木内曾益君) 只今お話通りでありまして、私共もさよう考えておる次第であります。そうして無論副檢事よりも檢事を以て充員する方が一番いいのでありまして、而も檢事も優秀な人を多数集めることが一番大切なことであると、私共もかよう考えておるわけであります。先般國会の御承認を得まして、檢察官給與も他の官吏よりは特別の給與を受けるようになりまして、そのため現在多少浮き腰でありました檢察官も落着

木内曾益

1948-11-12 第3回国会 参議院 法務委員会 第4号

政府委員木内曾益君) お答えいたします。この一年間の副檢事任用数提案理由で御説明申上げました通り、この特例による分が二百三十七人の採用をいたしたわけであります。併しこれを各高等檢察廳管内別に何名ずつになるかということは明瞭になつておるわけでありまするけれども只今その資料を持合せておりませんから、いずれ後刻その表を提出することにいたします。  それから次は、副檢事採用された者でいろいろ不正行爲

木内曾益

1948-11-10 第3回国会 参議院 法務委員会 第2号

政府委員木内曾益君) 副檢事任命資格特例に関する法律の一部を改正する法律案提案理由を御説明申上げます。  副檢事につきましては、御承知通り二級の檢察官たる資格を有する者の外に、檢察廳法第十八條、第二項において「高等試験に合格した者」、及び「三年以上政令で定める二級官吏その他の公務員の職に在つた者」で「副檢事選考委員会の選考を経たものの中からもこれを任命することができる」のでありまするが、

木内曾益

1948-11-09 第3回国会 参議院 議院運営委員会 第5号

政府委員木内曾益君) それからその祕密云々の問題でありますが、これは私から一應弁明さして頂きたいと思います。祕密が洩れるということはここで洩れるという意味じやありませんので、いろいろの他の名誉の……その人ばかりのことが記録の上に現われておるのではなくして、いろいろの人の名前も出て來るわけであります。その人の名誉を考え祕密を守るという趣旨でございますから、一つ御了承願いたいと思います。

木内曾益

1948-11-09 第3回国会 参議院 議院運営委員会 第5号

政府委員木内曾益君) その問題につきましては御尤もな御質問でありまして、これを決定される場合に、有力な資料である捜査記録をお目にかけるのが一番いい方法であると思うのでありますが、御承知通り捜査段階におきましては祕密を要する問題でありまして、從つてこれを予め公にするということにつきましては、いろいろ論議もあることと思います。又私共の方といたしましても、今後の捜査の進展の必要上、そういうふうな形

木内曾益

1948-11-09 第3回国会 参議院 議院運営委員会 第5号

政府委員木内曾益君) 総裁から御答弁になるのが適当かと思いますが、御承知通り昨日総裁は御着任にならればかりで、私共といたしましても、まだゆつくり総裁にお目にかかる機会もないので、事件報告もしておりません。そのことは総裁は御存じなので、私から代つて御説明することをお許し願いたいと思います。  先程のお話で、参議院の方へ提出しました書類に現れておる犯罪事実については、私は全部がもう明瞭だと昨日お

木内曾益

1948-11-08 第3回国会 参議院 議院運営委員会 第4号

政府委員木内曾益君) この点比較的証拠の揃つておるのもありまするし、尚これだけの事実でなくして、いわゆる総額が一千万円を超えるのでありまして、それ以上の点を調べるには今までも又いろいろ証拠堙滅の細工をしたという事実も検察廳においては挙つておるようでございます。で從つて今後更にこの事件の発展の見込がありますし、それを調べて行く上におきましては本人を外に置いたのでは十分なる調べができず、又いろいろの

木内曾益

1948-11-08 第3回国会 参議院 議院運営委員会 第4号

政府委員木内曾益君) さように御了承願つていいと思います。要するに逮捕理由には、現在においては、逃走の虞れとか、住所不定とか、証拠堙滅という三つの理由が掲げてあるわけであります。これは逃走の虞れのないことは明瞭でありますし、それから住居の不定でないこともこれは明瞭であります。檢察廳においては、第三の証拠堙滅の虞れありという点で逮捕の請求をするわけであります。

木内曾益

1948-11-08 第3回国会 参議院 議院運営委員会 第4号

政府委員木内曾益君) ちよつと一應内容に入る前に一言申上げたいと思うのは、この本件よう事件は本年四月一日、いわゆる成文規定が改正されましてから、法の前には万人は平等だという建前で、地位によつてその取扱いを別にしないという根本的な原則から、從來國会議員等は元の司法大臣の許可を要するということになつてつたわけでありまするから、從つていろいろ事前に詳細の正式報告つたわけであります。ところがこの

木内曾益

1948-09-13 第2回国会 参議院 司法委員会 閉会後第1号

檢務長官木内曾益君) 先程來馬委員からの御質問の中で、私が最も大事な点を落しましたことは甚だ申訳がないのであります。先程の御質問趣旨も、私共搜査陣にとりまして非常に御理解ある御質問を頂きましたが、それでこれは何を措いても御返事いたさなければならんのを、第二段の方だけになりまして前の方のお答えを落しましたことは申訳ない次第であります。私が最初申上げました通りに、この言論の自由ということと、そうして

木内曾益

1948-09-13 第2回国会 参議院 司法委員会 閉会後第1号

檢務長官木内曾益君) お答えいたします。御質問の御趣旨は、要するに平澤を詐欺罪起訴して置いて、そうして結局問題の帝銀事件捜査に利用、身柄の拘束を利用しているのではないか。さような点についての御質問であつたように私は了解いたしたのでありますが、先程も申しました通り、私はこの事件の内容について詳細を存じませんのでお答えに違う点がありましたら直接担当いたしておりまする馬場次席檢事から御説明を願いたいと

木内曾益

1948-09-13 第2回国会 参議院 司法委員会 閉会後第1号

檢務長官木内曾益君) 御質問の点につきまして私からお答えいたしたいと思います。  問題のいわゆる帝銀事件につきましては、この平澤問題が取上げられるようなつたことにつきまして、地方檢察廳からまだ正式に報告を受けておりませんし、事件捜査がどの段階になつておるか私はよくまだ了承しておらないので、ここで正確なことをお答えすることができないことは誠に申譯ないと思う次第であります。先程來馬場次席檢事或い

木内曾益

1948-07-05 第2回国会 参議院 司法委員会 第53号

政府委員木内曾益君) この修正案中、法務廳側といたしましては誠に賛成いたしかねる個所が一個所あるのでありまして、その点につきまして私共の考えを申上げて、一言御考慮をお願いしたいと思うのであります。  この五十三條の終りの方に「訴訟記録は、第一審裁判所がこれを保管する。」というのが新たに加わつたのでありますが、要するにこの訴訟記録というのは確定訴訟記録の領旨と解するのでありますが、大体訴訟の経過というものは

木内曾益

1948-06-30 第2回国会 衆議院 司法委員会 第46号

木内政府委員 その点におきまして、御心配の点は私もごもつともと思つておるのでありまして、十分その点は考えておりまして、法務総裁の訓令または通牒等によつて、十分その点は配慮いたすつもりでおります。なおこれに從わなかつたというような場合におきましては、行政裁督権の発動が当然起つてくるものと考えておる次第であります。

木内曾益

1948-06-29 第2回国会 衆議院 司法委員会 第45号

木内政府委員 いろいろ御心配あると思う。この刑事訴訟では、檢事警察官罷免権をもつのをなくして、公安委員会に対して罷免訴追をするだけであり、訴追を受ける場合に、公安委員会は独自の見解と責任とによつて、その警察官罷免すべきや否やを決定すればよい。檢事訴追権を有するだけで、司法警察官がその残務上彈圧を受けたり、あるいは公安委員会檢事起訴に影響を受け、その判断が拘束されたりすることはないと思

木内曾益

1948-06-29 第2回国会 衆議院 司法委員会 第45号

木内政府委員 犯罪搜査権國家に專属し、檢察官これを担当する。國家公安委員会に属する警察官も、地方自治公安委員会に属する警察官も、犯罪搜査権の一部を委讓されて、これを担当しているわけであるから、公安委員会としても、犯罪搜査に関する限り、檢察官と努力するが当然であると思う。健全な常識による限り、公安委員会檢察廳とが抵触することはないと思う。  次に百九十二條と百九十四條とは矛盾しないかという意見でありますが

木内曾益

1948-06-29 第2回国会 衆議院 司法委員会 第45号

木内政府委員 犯罪搜査檢察官もこれをするし、警察官もこれをする。しかして犯罪搜査権は、國家に專属する権限であつて國家刑罰権実施するには、必要にして欠くことのできぬ権限である。この國家に專属している犯罪搜査権を、國家警察自治体警察に委讓しているのである。從來司法警察官は、檢事補佐官であつたが、新刑事訴訟法によつて司法警察官檢事より独立して搜査することができるようなつた。司法警察官犯罪搜査

木内曾益

1948-06-28 第2回国会 衆議院 司法委員会 第44号

木内政府委員 先般來からお答え申し上げた通り、この刑事訴訟法は、憲法上の基本的人権を実際に具体化しているから、この法律実施は、一日も早い方がよい、そこで準備期間としては、六箇月が相当と思う。実は新憲法実施準備期間は六箇月であつたし、刑事訴訟法実施にも、一箇年とか、あるいは、三箇月とかいう意見もあつて、結局六箇月後と定まつて次第です。

木内曾益

1948-06-28 第2回国会 衆議院 司法委員会 第44号

木内政府委員 裁判所関係の予算になりますが、概算として手許にある数字を申し上げますと、新刑事訴訟法を完全に運用するとなると、判事七百九十五人、書記九百六十九人、事務官、技官百五十人、傭職人千二百人が新に必要であります。これらの人員採用に要する費用は、約二億八千余万円であります。法廷は百九十七個あり、これらの費用は約二千七百万円であります。以上は完全運用の場合でありまして、早急に実施するためには、應急費

木内曾益

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